残念ながらわたしは何も持っていないので
美しい旋律を借りてみたり 美しい風景を借りてみたり そうして何度も記号になる だって夜をこえる手だてが無い 肺一杯吸い込む冬/つめたいゆめをみる/チアノーゼのこころ 繰り返す「好きだ」「嗚呼」「嗚呼」「嗚呼」 ありふれた憂鬱、なにもかも捨てて 本を燃やしてもまるで意味の無いこと やさしいあなたがうらやましい 「死海で浮いて溶けてみたい」 明日も明後日も現実です (それでも それでも それでも。) 撃ち落とせ、夜に甘えるな、花を買え 傲慢なことを言えば 何度も君に再生ボタンを押してもらいたいだけの幻想 「ドン」 #
by aoikyouhansha
| 2011-09-29 01:10
たまったかなしみの色を抽出して
小さなステージにあげてみたら それはそれはなめらかに踊るので 自分のことなのに、そいつの踊りが気にいった ダンス、ダンス、ダンス、ダンス、 誰かが手を叩く 誰かが罵倒する 誰かが消費する 誰かが期待する わたしのもの わたしのものじゃない ダンス、ダンス、ダンス、ダンス、 わたしの手から離れたかなしみ 血が出るまで踊れ わたしの手から離れたかなしみ 色あせるまで踊れ 変わっていく それまでありがとう 「電子の中だけで軽やかに踊れます」 さよならハロー。 : re #
by aoikyouhansha
| 2011-09-19 10:47
同じ月を見ているからなんだっていうのかね
あんなの口の中にいれて 舐めながら喋りましょう 意気地無しのふたり わたしがアローって言うから あくびをして 愛してるって言うから 知ってるって言って 真夜中のあいさつを考えて 夜に呼びかけましょう [アロー、] ええ、君の階数すら知らなくて それでも、って何度も思って やり過ごす夜の形を集めて1000ピース 灼い、故よ、 夜明けまで。 みんな誰かに会いたくて忙しそうで 不思議。 いいからもう寝なさいね #
by aoikyouhansha
| 2011-09-15 00:55
残念ながらわたしは何も持っていないので
美しい旋律を借りてみたり 美しい言葉を借りてみたり 美しい風景を借りてみたり そうして何度も記号になる (例)「もしわたしが音楽だったら」 言葉なんかいらなくて 傲慢なことを言えば ほんとうは 何度も君に再生ボタンを押してもらいたいだけの幻想 なにか言えば 応えてくれる おかしいほどに おどけてみせる 真夜中に隠す 知ってる他人の 「錯覚を、撃ち落とせ。」 (真夜中が何か言ってる 真夜中が 何か 何言ってるか聞こえない) #
by aoikyouhansha
| 2011-09-15 00:48
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